理系の出世加速ブログ at 理工系.com

理系の出世の加速に役立つ情報を提供することを目指します。

不平不満の心の克服

不平不満の心は、本当に建設的なことかどうかを考えなければならない。

頭の中が不平不満の心でいっぱいになっている人がこの世の中にはたくさんいる。不平不満の心は日本中に満ちているといってもよいだろう。

不平不満の心が、建設的な活動に結びつけば、不平不満の心の本来の機能が発揮されたといえるであろう。人間が不平不満の心を持たされたのは、不平不満の心が、進化の上で有利だからであろう。

しかし、不平不満の心が単なる不平不満に終わり、建設的な方向に向かないのでは、本末転倒である。

地位が低いことに不平不満を持っているが、地位を向上させる積極的な動きをするのでもなく、不平不満の心を募らせていくなどもこれにあたるであろう。

不平不満の心を克服し、真に建設的な方向に行動が向かわなければならないだろう。
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面従腹背と出世

面従腹背は出世を妨げるのではないだろうか。面従腹背をされた上司からは信頼されなくなる危険があろう。

待遇が悪い場合、面従腹背をしてしまう人もいるが、ネガティブな動きであり、前向きとはいえないのではないだろうか。

待遇が悪い場合には、面従腹背のようなネガティブな動きではなく、待遇が良くなるようにするというポジティブな動きをした方がよいと思う。

面従腹背をしても待遇が良くしてくれないのではないだろうか?

ポジティブな動きとしては、もっと頑張るのも一つの方向であろう。

一社だけでは解決がつかない問題の場合には、社会全体を良い方向に動かすように地位向上運動を行なうことも考えられるだろう。
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タバコと徳川家康

タバコをやめることは、理工系の出世に役に立つだろう。タバコと健康の関係を解明したのは、理工系の功績である。

出世のために徳川家康の本を読んでいる人は多い。徳川家康が天下を取れたのは、健康に留意していたからであった。じっと待つ姿勢は、長生きをしなければ天下に結びつかない。

徳川家康の大阪冬の陣の話を聞いて、子供の頃気持ちが悪くなったことがある。個人的には、織田信長の方が好きだ。織田信長は理系人間、豊臣秀吉は中間型、徳川家康は文系人間だろう。

織田信長は、技術立国をした理系人間である。鉄砲等の新技術をいち早く取り入れたし、地球は丸いことをすぐに理解した。織田信長が理系人間の弱点である人間関係の弱さを出し、謀反を起こされてしまったのが残念でならない。

徳川家康は出世はし、太平の世は実現したが、科学技術の進歩は遅らせてしまった。幸いにして黒船が来たが、もし黒船が来なかったら、日本人は今でも鋤や鍬で畑を耕していただろう。

しかし、徳川家康には学ぶべきものも多い。健康への留意はその一つであろう。

理系は、多くの場合、出世にはあまり興味がないものだが、これは、そのような考え方が正しいかどうかはともかく、出世という低レベルなものよりも、技術や研究という高レベルなものの方が価値が高いという考えに基づく場合もあろう。

しかし、タバコのニコチンの生み出す欲求は細胞レベルでの低レベルな欲求である。タバコの低レベルな欲求は、理系の論理力で超えなければならないだろう。

理系の論理的思考力は、低レベルな欲求に負けないための大きな力となるであろう。
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他者をみくびらないこと

出世のためには、他者をみくびらないことが重要だろう。理系には他者をみくびってしまう者が存在する。もっとも、これは文系にも存在する。他者をみくびるのは、人間が行なう過ちの一つである。

たとえば、地位の高い人には良い顔をするが、地位の低い人には途端に高飛車な態度で臨むなどである。このような人は、信用を得られないだろう。

ある人の人間性を知るには、その人が、自分より地位の低い人をどのように扱うかを見ればよい。地位の低い人には高飛車な態度で臨んでいる人は、人間性が知れてしまうであろう。

名経営者と呼ばれる人は、地位の低い人の話もよく聞くものである。地位が低い人に高飛車な態度に出るようでは、名経営者とはいえないだろう。

理工系の地位向上においても、理工系の地位向上をしているサイトとは、サイトの大小にかかわらず、人間の道として、また同じ目的を有する仲間として、対等にお付き合いしたいと思う。
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日本のため、世界のためと私の出世

日本のため、世界のためと私の出世とは矛盾するものではないと思われる。

理工系の地位向上運動は、日本のため、世界のための運動なので、「私の地位の向上」より、「科学技術の促進による人類全体の利益」を目指すものである。

しかし、人間なので、そういう目標だと動機が弱く、「私の地位向上」のコンテンツが必要ということで、理系の出世加速ブログができた。

しかし、今日の教育テレビで大企業の創業者の話があった。創業者には、日本のためになることをしようという強い意志が感じられた。

このような意志が、世の中の役に立つことをする強い動機になり、それが結果として出世にも役に立つのではないだろうかと感じた。
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理系支援上司のサインを見逃さないこと

世の中には色々な上司がいる。理系の出世には、理系を支援する傾向が強い上司が重要である。そのような上司を理系支援上司と呼ぶ。

理系支援上司の存在理由は様々である。文系の理系支援上司も存在する。
文系は人当たりがよいが老獪な面もあり、理系の直情さをかえって好ましいと考える文系もいる。また、もともと理系的だった文系が偉くなった場合、理系的な部下を好ましく思うこともある。色々な理由はあるが、要するに理系が好きなタイプがあり、好きに理由はいらないということであろう。

理系の晩年でも書いたが、このような理系支援上司に運良くめぐり合った場合、一般には出世をしにくい理系的性格の人も引き立ててもらえる。しかし、ここでそれを当たり前だと思うと落とし穴が待っている。

たとえば、理系支援上司Bさんが理系のAさんを引き立てようと思ったとき、Aさんの理系的な弱点が障害になって、より地位の上の人に客観的にAさんの良さを説明できないことがある。その場合、理系支援上司Bさんは、Aさんの弱点が直ることを願う。そして、理系支援上司Bさんは、Aさんに、それとなくサインを出すのである。

そのサインにAさんが応えれば、理系支援上司Bさんは、「今はAさんは弱点があるけれど、直そうとしている。引き立ててあげよう」と思う。

しかし、しばしば理系人間は頑固である。頑として聞かないことがある。Aさんが弱点を改善しないと、理系支援上司Bさんは、「やっぱり理系人間はだめなんだな。見込みがあると思って引き立てようと思ったが、人間無理なことはあるものだ」と思ってしまう。そして、理系支援上司は去っていくのである。

Aさんに必要なのは、理系支援上司のサインを見逃さないことと、柔軟性だった。理系人間には多くの弱点があり、すぐには直らないが、直そうと努力している姿勢が、理系支援上司Bさんをつなぎとめるのである。

出世しにくそうな性格の典型的な理系人間でも、一生の間には引き立ててくれる人、支援してくれる人が現れるであろう。そのときに、理系支援上司のサインを見逃さず、素直さと柔軟性を見せることが重要であろう。

理系の晩年でも書いたが、理系支援上司が去り、相性の悪い上司に変わって初めて、前の上司が理系支援上司だったことに気づくことも多い。

人間は変わらないという人がいるが、典型的な理系人間が、徐々に変わり、10年もたつと昔の性格が分からなくなるくらい変わることがある。君子は豹変するのである。
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理系の弱点の克服

理系の出世を加速するには、理系の弱点の克服が重要だろう。

理系の弱点は、文系を観察することによって知ることができる。文系の良いところをできる限り吸収することが重要となるだろう。

理系の部下も、人にもよるが、理系の上司より文系の上司を好むことが多いのではないだろうか。文系は人を使っていく能力が高い。

人にもよるので一概にはいえないが、理系は自らを頼み、何でも一人でやろうとする傾向がある。そういう傾向のある人が理系に進んでいるからだろう。

しかし、組織の中では人を育て、使うことが重要となる。会社が大きくなるにつれて、文系の人の優位性が増していく。

また、会社外部の人と横のつながりをつくって人脈を増やしておくことも必要であろう。出世をするにつれて人のつながりがますます重要となるだろう。

理系の弱点は数多いが、文系を観察し、一つ一つ克服していくことが重要となるだろう。
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出世のモチベーション維持

理系にとって出世の加速にとっての最大の難関の1つは、出世のモチベーションの維持ではないだろうか。

もともと理系は出世欲が少ない人が多い。正しいかどうかはともかく、一般には脂ぎって出世のことばかり考えている理系というイメージはわきにくいとされているだろう。

しかし、その人自身が出世に関心がなくても、その人の周りの人はその人の出世が必要なことが多い。

そこで、モチベーションを維持することが重要となる。

家族が出世を望むことをモチベーションにするのが一つである。自分は出世に興味はないけれど、家族を喜ばせてあげようということである。

あるいは、理系として出世して、世の中における理系の地位を高めることに社会的な意義を見出してもよい。自分は出世に興味はないけれど、世の中のために出世しようということである。

理系でその人自身に出世欲が薄い場合には、自分以外の人のために出世をすることをモチベーションとしていく必要があるだろう。
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経営は総合力 理系至上主義の落とし穴

理系出身者がビジネススクールで数学の問題を解いた。周りの文系出身者はできなかった。

このとき、理系出身者は誇らしげに言う。「こんな簡単な問題もできないのか」と。

これは、理系人間の弱点を良く言い当てている。

まず、経営は総合点なのに、数学の問題の部分だけで誇ってしまっている。マネジメントのところでは、文系出身者の成績の方がよいかもしれない。

また、文系の人を見下してしまっている。理系至上主義の弊害である。文系の人は、数学よりも、もっと重要な能力を身につけているかもしれないのである。

経営は総合力であり、数学的な能力だけで経営はできない。数学的な能力や、理系で培った分析力は役に立つが、それだけで経営力が決まるわけではない。

経営に近づくという方向での理系の出世には、理系至上主義を捨て、総合力を高めることが重要となるだろう。

会社の経営に近い立場になれば、技術だけが突出して分かるということだけでは、不安を感じる人が多くなるからである。
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文系のすごさを認識すること

理系の出世を妨げる最大のものの1つは、文系に対する畏敬の念の欠如であろう。

理系からすると文系は簡単なことをやっているように見える。理系は傲慢になり理系至上主義になってしまう。しかし、これが落とし穴である。

実際には、文系は理系よりも複雑なものを相手にしている。人間や社会である。

自然現象は数学的に記述できる。対象が単純だからである。しかし、人間や社会を数学的に記述することは難しい。対象が複雑だからである。

文系は、より複雑なものに挑んでいる。そのことに対する畏敬の念がないと、文系を侮ってしまう。大きな落とし穴である。

実際に社会において出世という結果を出しているのは、理系ではなく、文系である。そのことの重さを認識する必要がある。

技術屋の経営者は、技術至上主義に落ちってしまう傾向がある。これは、大きな落とし穴である。技術は、経営の一要素にすぎない。

そこで、文系の人の助けを借りなければならない。理系人間に欠けている点を補ってもらう必要がある。

しかし、文系への畏敬の念が欠如していると、うまく人を使えない。

うまく理系を使っている文系は、理系への畏敬の念を持っていることが多い。理系の人も自尊心が満たされる。文系は、理系の人をうまく使って、会社を経営していける。

しかし、逆に理系の人が文系の人を使うのはより難しい。文系の人を使うには、文系の人を尊敬し、畏敬の念を持つ必要があるだろう。

理系が自分の足りない点をきちんと認め、文系に敬意をもって接して初めて、文系は理系の下で気持ちよく働いてくれるであろう。

技術屋の経営者が、技術至上主義にならず、文系の人材をうまく使い、バランスよく会社を経営していくことが重要となるだろう。これは技術屋の経営者だけでなく、管理職をめざす技術者にも重要となるだろう。
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