理系の出世加速ブログ at 理工系.com

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フォンノイマン(ジョン・フォン・ノイマン)と徳川家康

フォンノイマン(ジョン・フォン・ノイマン)と徳川家康のいずれが頭が良いかを考えることも役に立つのではないだろうか。

理系的IQの最高峰は、フォンノイマン(数学者)かもしれないと思う。これに対し、文系的な社会的IQの最高峰は、日本では徳川家康ではないかと思う。

フォンノイマンと徳川家康のいずれが優秀かは次元が異なるので難しい。
しかし、理系の人は、フォンノイマンの方が徳川家康より頭が良いと思ってしまいがちなのではないだろうか。

たしかにIQはフォンノイマンの方が高いと推測される。しかし、徳川家康のような社会的IQを過小評価するのは間違っているだろう。

IQが高いのは物理、数学等の専攻者であるという意見もあるようだが、
このような考え方を鵜呑みにしてはならないと思う。IQが測っているのは一部の能力であり、社会的知性(社会的IQ)は測っていないからである。

政界、官界のトップは文系のことが多い。徳川家康は、政界の最高レベルまで出世した。しかし、徳川家康は日本の科学技術の進歩を遅らせ、フォンノイマンは、現在のコンピュータの基礎を作り、世界の科学技術の進展に大きく貢献した。

300年の太平の世の基礎を作った功績は徳川家康の方が大きいかもしれない。しかし、科学技術の進歩の観点からはフォンノイマンの人類への貢献の方が大きいと思う。

理系は、科学技術の進歩を実現する社会にするために、IQだけではなく、社会的IQに着目しなければならないだろう。他人と連帯をして分裂をしないという特性も社会的IQの一つであろう。

社会への関心が低ければ社会的IQの低下を招いてしまうだろう。
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歴史書の効用 項羽と劉邦

理系は歴史書に興味を示さない人も多い。しかし、晩年になるにつれ、歴史書と出世が大いに関係することに気づき、歴史書を読むようになる人が増えてくる。取締役等にも歴史書が好きな人が多い。

たとえば、項羽と劉邦の話は、理系の出世の加速に重要である。

たぶん本ブログしかこんな視点で項羽と劉邦の話を分析しないだろうが、項羽は典型的な理系人間だろう。すなわち、戦闘という技術に長けた技術者タイプである。対して劉邦は、技術力は低いが、人間的な魅力に勝る文系人間であろう。

項羽は自らの力を頼んだ。戦闘は連戦連勝で、高い技術力を示した。そして、劉邦をみくびってしまった。理系人間の典型的な弱点が出ている。

一方、劉邦は人材を有効に活用した。戦闘の技術に長けた技術者タイプの人材もうまく使った。技術者タイプの人々も、最後は、項羽という理系人間より、劉邦という文系人間に味方した。そして、劉邦に見方した理系人間たちにより、項羽は滅ぼされたのである。

項羽は、理系の連帯という概念には至らなかった。自らの力を信じているから、連帯の大切さが分からなかった。そして、同じ理系人間により滅ぼされたのである。
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理系の地位向上における外部支援の重要性

理系の人は、出世においては不利です。

科学技術は、専門分化が著しく細分化しているので、専門的な知識を身につけるだけで時間がかかってしまいます。

その間に、文系の人は、将来の会社経営等に役立つ色々な経験を積みます。

その結果、会社の経営陣に残るのは文系が多くなります。

理系の人が会社内での地位を高めるには、文系、理系を問わず、会社外部の人の支援が必要でしょう。理系の連帯により、一緒に悩み、互いに相談できる人を増やしておくことも、役に立つのではないかと思われます。
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