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歴史書の効用 項羽と劉邦

理系は歴史書に興味を示さない人も多い。しかし、晩年になるにつれ、歴史書と出世が大いに関係することに気づき、歴史書を読むようになる人が増えてくる。取締役等にも歴史書が好きな人が多い。

たとえば、項羽と劉邦の話は、理系の出世の加速に重要である。

たぶん本ブログしかこんな視点で項羽と劉邦の話を分析しないだろうが、項羽は典型的な理系人間だろう。すなわち、戦闘という技術に長けた技術者タイプである。対して劉邦は、技術力は低いが、人間的な魅力に勝る文系人間であろう。

項羽は自らの力を頼んだ。戦闘は連戦連勝で、高い技術力を示した。そして、劉邦をみくびってしまった。理系人間の典型的な弱点が出ている。

一方、劉邦は人材を有効に活用した。戦闘の技術に長けた技術者タイプの人材もうまく使った。技術者タイプの人々も、最後は、項羽という理系人間より、劉邦という文系人間に味方した。そして、劉邦に見方した理系人間たちにより、項羽は滅ぼされたのである。

項羽は、理系の連帯という概念には至らなかった。自らの力を信じているから、連帯の大切さが分からなかった。そして、同じ理系人間により滅ぼされたのである。
理系の連帯 | comments (3) | -

Comments

rikoukei | 2007/03/21 12:08 AM
理系の人が落とし穴にはまって失脚してしまうのを見ると本当に胸が痛みますね。

長所を伸ばすより、弱点をカバーすることが重要と感じます。

文系の人でも普通の理系以上に理系的色彩の強い人もいますね。そういう人は、理系の仲間ともいえるかもしれません。

理系出身の社長さんを呼ぶというのは、仲間の理系のために一肌脱いでくださる理系社長さんがいれば、理系の連帯に加わって欲しいなという思いです。

コメントどうもありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
| 2007/03/18 11:20 PM
歴史小説の話は、全国共通ですかね。理系でも器が
広い人はたいてい読んでいた記憶が有ります。
項羽は生死を分ける意外な落とし穴に気が付かず、結局、失敗した。
能力が上なので、やり方を選べば成功したんでしょう。
昔は何をするにも、教科書が無かった。
今は理系のやり方も、制度面で、有る程度カバーし落とし穴を回避出来るのかな、と。
というか、是非そうなって欲しい。
| 2007/03/18 11:12 PM
これは理系の大多数には耳が痛い話だと思いますよ。
人に不快感を与えない会話能力。人の悪口を言わない精神耐久性。
自分に能力や知識がなくても卑屈にならずに、逆に上手く事情や人の気持ちを汲み取り解決策を示す能力。
人生や社会の落とし穴を熟知し、道を踏み外さない能力。
またメーカーに来ている性格がキツイ文系の皆さんとそれ以外の文系の皆さんは、別の人種と思いますね。
基本的にメーカーに来るからには、機械やらに興味が有る人が多く、理系独特の、
「杓子定規に人に厳しい要素」も持っていると思います。

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