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社会に莫大な富をもたらすこと

出世をするためには、社会に莫大な富をもたらすことが重要だろう。

社会に役に立たなくても上司の顔を伺って出世できるかもしれない。しかし、それは本当の出世ではないだろう。

本当の出世とは、社会に莫大な富をもたらすことによってしか得られない。これは、歴史上の偉人が、みな社会に莫大な富(経済的、文化的、精神的など)をもたらしたことにより偉人となっていることから明らかである。

社会に役に立たなくても上司に取り立てられただけで歴史上の偉人となった人というのは聞いたことがない。

歴史上の偉人には理系が多い。紙を発明した蔡倫を始め、多くの科学者、技術者が名前を連ねるだろう。画家、音楽家、宗教家など創造的な人材も多い。これらの人材は、世俗的に恵まれなかった者も多い。

科学者、技術者、創造的な人材の人類の歴史への貢献は大きいことが分かる。反面、世俗的には恵まれている役人や行政官などは、歴史上の偉人として名をとどめることはまれである。

出世の定義にもよるが、歴史上の偉人クラスの大きなことをしたければ、理系が出世の早道かもしれない。

社会に莫大な富をもたらすことは仕事の中で行なうのが出世の観点からは好ましいだろう。

しかし、理系の地位向上運動のように、成功すれば日本の科学技術立国の成功により世界に莫大な富をもたらすような趣味を行なうのもよいだろう。出世などという小さな価値を捨てて、創造的な活動を行なうのも面白いだろう。
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